Newsweek 3.21号

Newsweek3.21号の特集は「北朝鮮 新次元の脅威

北朝鮮のリーダー、金正恩君が最近暴れまくっています。とにかく脇を固めている。私はこれって、自信のなさの表れだと思います。ミサイルを用意し、軍備を整えないと自分が危険だと思っているのではないでしょうか?自分の身の上ばかり心配し、疑心暗鬼に陥るから、粛清ばかりしてしまう。身近にいる人たちまで殺し、金王朝でもっとも人殺しを行っています。平気でそういうことをするんじゃなくて、国の崩壊、自分が抹消されることへの恐れが根底にあり、本当は「南北統一」という崇高な目標を掲げるところまで、頭が回らないのではないかと思います。

金日成、金正日、金正恩と、世代が変わるごとに恐怖度が上がってきています。この実情を世界がどう受け止めているのか、そして、北朝鮮はどこへ向かっているのか、記事の中で検証しているのでしょう。私も可能な限り、北朝鮮について知りたいと思います。

 

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【セクシー写真批判に「フェミニスト」のワトソンが堂々の反論】

これはエマ・ワトソンが100%正しいと思います。「フェミニスト」として、国連機関の親善大使として活動したりと社会貢献にも積極的な彼女が、とあるファッション雑誌でチラっとヌードになってしまった。そのことに非難が殺到したというのですから、ワケわからないです。非難する人の言い分では「反フェミニスト的だ」というのですが、そもそも「フェミニズム」とは女性が社会で権利を獲得するための運動であり、女性性を否定する運動ではないはずです。男性が男性らしくあるのと同情に、女性が女性らしくすることは、フェミニズムと何も結びつかない。これはワトソンさんも言っていることなんですが、本当にそのとおりです。

女性がセクシーで魅惑的な目つきをしたりすると、それが女性軽視ということになるのか!?そしたら、男性も決して男性らしく、たくましくあってほしくないですね。男女ともに、自分の性に対してもう少し尊敬を覚えるべきだと思います。

私だってフェミニストで男女がいつでもどこでも平等に権利が与えられるべきだと思います。でも、女性らしいファッションも、セクシーさも大いに楽しみます。女性は華やかな生き物ですから、それを楽しまないと損ですからね。

 

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【アメリカの分断が生む憎しみと暴力の応酬】

アメリカが壊れかけています。これは、トランプ派と反トランプ派が衝突しているシーンの写真です。今月初め、全米各地で一斉にトランプ支持者の集会が行われたそうですが、そこに反トランプ派の人たちが集まって暴動になり、逮捕者やけが人が出たそうです。かつてのアメリカで、大統領を巡ってこんなに深刻に国民が対立しあうことはあったでしょうか?しかも、大統領は就任してまだ2ヶ月だし、そもそも就任式の時から反トランプ派は活動を起こしていました。このような分断がこれからも続くと、銃規制以前に、国民全体に、「憎悪」という概念が定着してしまう。そしたら、暴動なんて日常茶飯事になるでしょう。

勿論、その流れを止めようという動きはある。セレブたちが立ち上がり、人々は人種を超えて愛し合うべきだと訴えています。アメリカ人は、民主主義が危うくなればなるほど、強くなるはずです。国の存在意義を守るために、戦うはずです。私は、そうした民衆の力で、何とか民族間の憎悪バトルを食い止めてほしいと願っています。

 

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【エルドアンがドイツに暴言を吐いた理由】

先日、ドイツのトルコ系住民の政治集会が行われ、それにエルドアンが出席する予定でした。ところが、ドイツ政府は集会の開催そのものを許可しませんでした。治安上の理由ということですが、まぁこれは反ドイツ政府の集会ではなく、あくまでトルコ国内で行われる選挙に関する集会だったので、ドイツ政府がそこまで敏感に反応し、移民感情を逆撫でることはなかったような気がします。

しかし、エルドアンの怒りと暴言は極端でした。「ドイツはナチス時代と全然変わっていない」というのです。しかし、これはちょっと違うんじゃないか?というのが世間の反応です。私もそう思います。エルドアン自身が、昨年のクーデター未遂の後、多くのジャーナリストや民間人を投獄していますからね。独裁的で民衆を犠牲にするのは、むしろエルドアンのやり方そのものなんです。エルドアンのほうが、どちらかというとナチスのように見えます。

ドイツ政府はこの暴言に対して「馬鹿馬鹿しい」と答えているようですが、本当にその通りです。ただ、移民問題に対してもっと慎重であれば、集会の不許可ということにはならなかったような気がします

 

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【ヨーロッパ移民問題の焦点はイスラム教徒からアフリカ人へ】

今、ヨーロッパの移民の傾向が変わりつつあるようです。勿論、今尚中東からの移民により国の財政を圧迫され、ヨーロッパ各国の政府は頭を悩ませています。中東からの移民はいわゆる「難民」で、国が戦場になり、住む土地を奪われて、やむを得ず国を出る人たちです。しかし、アフリカ系は違う。彼らはどちらかというと、「経済難民」の色が強いのです。

これらの違いは、戦争があるかないかに左右されます。多くのシリア人やイラク人は、国が戦争をやめれば、祖国へ帰っていくでしょう。彼らは祖国を離れたくなかったからです。しかし、アフリカは経済的に困窮しているので、戦争がなくても、その場にいるだけでは食べていくことができなくなるのです。主にサハラ砂漠以南の移民が今後も増え続けるだろうといわれています。

勿論、今尚、イスラム系移民が中東から押し寄せることも問題になっています。移民に対して寛容な政策を続けるドイツのメルケル首相は今猛烈な非難にさらされていますし、オランダでも極右のウィルダースが勢いづいています。国が分断される危機です。それを考えると、アフリカ系移民が余計な民族紛争に巻き込まれる危険があるので、ちょっとかわいそうですね。

引き続き移民問題がどうなっていくか、見守るのみです。

 

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【鮮明に切り取る戦後ソウルの世相】

韓国の写真特集が掲載されていて、ちょっと意外だったので、ここでご紹介。朝鮮戦争後のソウルを撮り続けた写真家ハン・ヨンスの作品です。その写真は、どれもノスタルジックな気分にさせるものばかりです。モノクロのせいもあるでしょうが、戦後の韓国が、決して幸せな瞬間ばかりではなかったということを印象付けています。

韓国は経済大国?先進国?という議論がたまにされているのではないかと思います。私にとって韓国は兄弟のような国で、どちらが優位というのはありません。共通の文化を持ち、類似した言語を話す私たちは、容姿もそっくり。同じアジアにルーツを持つ民族同士、もっと仲良くしていきたいと思っています。しかし、私の会社の同僚が「韓国って先進国じゃないですよね?」と言っていました。つまり、私の認識、韓国は先進国というのは単なる私の認識に留まっていて、世間では韓国はまだまだこれから、という印象もあるようなのです。

韓国がいまいち先進国の仲間入りを果たせていない、というのは、結構多くのジャーナリストが言うことです。では何故そういわれてしまうのか?その理由の一つが、南北に民族が分断された、悲しい歴史だと思います。

そんな憂いが、60年代の写真には収められているのだと思いますが、70年代、80年代と時代が進むにつれ、韓国は目覚しく発展していきました。80年代には、まだ海外に出稼ぎ労働者として働きに出ていた人も多かったようですが、少なくとも私が初めて韓国を訪れた90年代には、完璧な近代国家になっていたように思います。繁華街は若者で溢れていたし、日本の都心に似た光景が多く見られたと記憶しています。

でも、韓国は今も尚、必死でもがいている印象ですね。60年代の写真の中には、まだ発展しきれず、何もない韓国の様子が写っています。あれから韓国の人たちは、物質的に満たされるようになったはずなのに、精神的にはどこかで止まってしまっているような、そんな印象です。人々が洗練しきっていない。財閥がいまだに幅をきかせ、政治は汚職でまみれている。無理やり競争社会を強いられ、平和に暮らしていく穏やかな時間を持てない。悲しいかな、韓国は今もなお何かに苦しんでいます

そういう韓国の哀しみの一端が、写真で見て取れるような気がします。中東や欧州の写真が多かった中、韓国のこのような写真は、非常に貴重です。

 

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【北ミサイル 異次元の脅威】

北朝鮮が発射するミサイルは、結局何のためのものなのでしょうか?

北朝鮮 核ミサイルの脅威

結局自衛手段として、核ミサイルなどを開発せざるを得ない状況にあるわけですね。そして、無能な正恩君はとにかく周りにいる者を粛清しまくり、恐怖だけで人民を支配しようとしている。各メディアは正恩の戦略を読み解こうと必死になっていますが、具体的な戦略なんてないと思う。今年になり、弾道ミサイル発射実験を70回、核ミサイル発射実験を3回もしており、この実験の数は本当に驚異的です。更に、義兄の金正男を殺害した方法もVXガスで、現地人を雇って利用するという新しい暗殺のスタイルに出ました。正恩の周りには次々に殺傷能力の高い武器や化学物質が集められており、またミサイル開発だけには決してお金を惜しまない。それだけ、北朝鮮が危機的状況なんだということを思い知らされます。私たち日本人ができることは、強固な自衛基盤を作ること。北朝鮮のミサイルのレベルは、確実に上がってきているといわれているので、それに対抗しうるだけの自衛手段を持っていなければなりません

正恩は恐怖や猜疑心に苛まれ、それ故暴君に成り果てている。そして、ここまで世界に対してミサイルの脅威を見せ付けるということは、ある意味捨て身であると推測されます。がむしゃらというか、無我夢中というか、彼のストレスが、国をより危険な立場に追いやっているような気がします。

北朝鮮に対する制裁、対応は、韓国・日本・アメリカ・そして中国がそれぞれ慎重に行っています。結局、ミサイルを発射したあと、各国が一時的に北朝鮮に物資支援などの停止をして制裁を加えるのですが、その制裁は永続的なものではないので、北朝鮮はすぐにまたミサイルの実験に入ってしまいます。特に、正恩体制になってから、その傾向が顕著になりました。私たちは核抑止をもっともっと充分に行い、日米韓、そして中国が対北朝鮮政策を充分に話し合い、今までのようなわけにはいかないという共通の認識を再確認すべきだと思います。

融和路線というのは、本当に成功するのでしょうか?北朝鮮との和平の道を探る・・・私は、不可能だと思います。金日成も正日も、各国との関係改善はできませんでした。その上、政治経験が浅く、感情の赴くままに粛清ばかりしている正恩が、和平交渉に応じるものでしょうか?今までのようには行かないのです。日成も正日も、それなりに政治経験を積んでから国家元首になりました。正恩には、どうしても政治家としての才能が見出せない。だから、北朝鮮は、いっそのこと一度崩壊してしまったほうがいいような気がするんです。

それでも、朝鮮半島の人たちは、決してそれを望むことはない。彼らは南北統一を目指しているから。ただ、今は現実的に、東西ドイツが再統合されたように、南北朝鮮がうまく統一されることはないように思います。とにかく、周辺諸国が協議し、対北朝鮮問題の方針を明確に変えていかないと・・・。

【北の外交オンチに「友好国」も辟易】

辟易・・・やばっ、私が最近よく仕事で感じていることだ・・・とそれは置いておいて、北の外交オンチは今に始まったことではありません。そもそも、北の外交官というのは、みんな国家元首の傀儡ですから、外交上手・下手の問題ではないのです。

そもそも、マレーシア当局の捜査に非協力的だった北朝鮮への報復措置として、外交官を国外追放にしたのですが、何故かそれに対して北朝鮮が報復措置を取り、北にいるマレーシア人の出国拒否の措置を取りました。これは「外交関係に関するウィーン条約」に違反しているとのことです。但し、北朝鮮が、国際ルールや条約を守ったことは、今だかつてありませんが・・・。

ここには、北朝鮮が「普通の国として扱われることが重要」と書かれています。それは確かにそうです。例えば、北朝鮮とマレーシアは、ビザなしで渡航可能というきわめて稀な友好関係を結んでいました。そのようにして、どこかの国と普通に友好関係を築き、世界での役割を果たしているとアピールできれば、北朝鮮だけに特別な視線が向くことはなくなります。ところが、世界で孤立を深める北朝鮮が友好国に対して侮辱的な行為を行えば、当然その友好国は制裁をせざるを得ないし、友好関係も崩れます。そのようにして孤立していくことが、北朝鮮にとっていいわけがないのです。

それが、正恩君には全然わかっていない。世界中がアナタを脅威だと見做すのにはそれなりの理由があり、常に強気に出ることだけを繰り返しているから、どんどん孤立していくのです。マレーシアだって、確かに辟易してしまうでしょうね。

 

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【独メディアの良識に挑戦状】

昨年10月、ドイツ人の少女が南西部の都市フライブルクでレイプされ、殺害されました。その後容疑者として浮かんだのは、17歳のアフガニスタン出身の少年です。この少年は、ナント前科があり、ギリシャで殺人未遂事件を起こして2年間服役、その後難民に紛れてドイツにやってきて、ドイツでまた犯罪を犯したというのです。

女子医学生殺害容疑でアフガニスタン人少年を逮捕、ドイツ

また2015年のクリスマスには、ケルン周辺で多くの女性が暴徒化した難民集団によって性的暴行及び略奪などの被害を受け、被害の届出がされていました。

ケルン大晦日集団性暴行事件

これらのニュースをドイツのメディアはすぐさま報じたわけではありません。きちんと事実関係を確認して、初めてニュースにするのが本来の手順だからです。しかし、これらの事件が起きたときすぐに報道されなかったことについて、国民から怒りの声が上がっています。

そもそも、ドイツのメディアは自由民主主義の価値観を守るという職業倫理に基づいて行動してきました。ただ国民を刺激するだけの報道ではなく、もっと民主主義的な立場に立ち、きちんと事実のみを伝える報道をしてきました。それがドイツメディアの良識というもの、職業倫理を重んじるジャーナリストの行動はとてもよく理解できます。

しかし、極右が台頭してきた今、難民による犯罪は誰もが注目するところであり、彼らの犯罪についての報道が遅れれば、メディアが何かを隠していると勘ぐられてしまい、信用をなくしてしまうような状況なのだそうです。

そして、極右にとって追い風となるのが、米オンラインニュースサイト「ブライドバート」のドイツ参入です。これにより、旧来のニュースネタに辟易していたドイツ国民が右派的感情を煽られる可能性があります。ドイツ国民は、ブライドバートを歓迎する雰囲気です。この事実を、私はどう受け止めたらいいのかわかりません。

そもそも、メディアは中立であるべき、と私は思っていますから。メディアが右派の都合のいいことだけを流し始めたら、国民感情は大いに揺さぶられ、正しい判断を待つことなく右派的思考になびいていきます。特定の人に都合のいい記事ばかりを流したらいけないのです。殺人のニュースだって、元々殺人事件のニュースそのものがドイツでは少ないそうですが、それならば、アフガニスタンの少年のニュースが省略され気味だったのも普通です。メディアは国民の極端な感情の起伏に惑わされるのではなく、また国民に都合のいいニュースだけを流すのではなく、幅広く事実を伝えていくべきなのです。その原則が失われたら、民主主義も終わりだと思います。そうなってほしくないというのが、私の願いです。メディアは中立性を守るべきです。

 

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3.21号は以上です。

 

 

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