スペイン留学での聴く姿勢について

憧れのスペイン留学をしてみると、自分からコミュニケーションを取るという積極的な発信は必要になりますが、かと言って、自分ばかりが自己主張するだけでも、スペイン留学では不十分なのです。

自分が話すということは、相手は聴く立場にありますから、話すと聴くは、いわばコインの表と裏と言っても良いぐらい、表裏一体なのです。
ということは、話す姿勢のみならず、聴く姿勢についても考えてみる必要があります。
ここでは、スペイン留学における聴く姿勢について考えてみましょう。

そもそも、「きく」には、「聞く」と「聴く」があります。
スペイン留学では、後者の「聴く」のスキルの方が大切なのです。

「聞く」は「意志に関係なく、耳に音が入ってきて聞こえる状態」のことを言い、反対に「聴く」は「相手の言っていることに耳を傾け、相手の言っていることを積極的に理解し、それを自分の言葉に置き換えて咀嚼吸収する」という意味なのです。
この2種類の「きく」の定義について比較してみると、後者の「聴く」の方が、より相手の理解につながる積極的なコミュニケーションと言えます。
相手の言っていることが聞こえたとしても、それを自分なりに理解できなければ、相手は理解されなかったとガッカリしてしまいます。

それよりは、耳で聞くのではなく心で聴くことです。
「聴く」は1つの耳と14の心という組み合わせで成り立っていますが、スペイン留学における聴く姿勢は、まさに1つの耳と14の心をもって「聴く」ことなのです。

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